2008年12月03日

映画「山桜」鑑賞

「幸せへのまわり道──
  風雪に耐えて咲く山桜の下
  男はひたむきに正義を貫き
  女は熱い思いを胸に秘めた」

★★★★★ 田中麗奈の所作に目が潤います。藤沢周平原作。
2008/12/24からDVDが発売されます。

 山桜
 http://www.yamazakura-movie.com/

 
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田中麗奈, 東山紀之,篠田三郎, 檀 ふみ, 北条隆博, 篠原哲雄

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ストーリーは、二度目の結婚で出戻りと蔑まれて日々を過ごしていた
野江が、お見合いで会った武士と山桜の下で再開した。野江への思いを
貫いて、いまだ結婚していない武士が、正義をも貫いて悪巧みをする
藩の重臣を切ってしまったとき、野江も彼への愛に気付く、というもの。

藤原周平原作で、過不足無い映画に仕上がっています。100分足らずの
映画ですが、良い意味で長い余韻を楽しめる映画でしょう。
野江と武士がお見合いをした後、互いの、互いへの想いを胸に秘めている
ところから始まります。ただ、野江は自分の気持ちに気付いていない。
山桜の下で再開して、それをきっかけに自らの想いが徐々に明らかに
なる、しかしながら、二度目の結婚なので失敗は許されない現実。
想いと現実とを揺れ動くさま、そして、現実を想いが上回り、堰を切った
ように溢れ出る感情を、野江に扮する田中麗奈が自然と演じています。

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製作年: 2008年
製作国: 日本
日本公開: 2008年5月31日
 (テアトルタイムズスクエア ほか)
上映時間: 1時間39分
配給: 東京テアトル
 カラー/ビスタサイズ1:1.85/ドルビーデジタル
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スタッフ
監督: 篠原哲雄
原作: 藤沢周平
脚本: 飯田健三郎 / 長谷川康夫
撮影: 喜久村徳章
美術: 金田克美
主題歌: 一青窈
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キャスト
田中麗奈
東山紀之
篠田三郎
檀ふみ
村井国夫
富司純子

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田中麗奈は時代劇初挑戦でしたが、良いですね!和服で歩くときなどに
ムダな所作が多いこともありましたが、親元に居る娘役なので無問題
でしょう。むしろ、その辺も初々しく観ることができます。和服の柄が
きちんと桜の花で、しかも多くの種類を楽しめました。きちんと背すじ
を伸ばした後姿も堪能できます。定石のカメラワークに多謝。

そして、二人の秘めている想いがお互いの妄想ではないことを表した、
野江が武士の家を訪れるシーンが特に良い。ぎこちなく、でもまっすぐ
武士の母親を見つめる田中麗奈の目を見ると、こちらの目も潤います。

目といえば、映画では、二度目の夫に口答えできず睨み返していて、
「その目をやめんか!」と散々言われてましたね。改めて、田中麗奈に
眼力があることを思い知りました。


以下、監督と主題歌「栞」について。

監督も本作で時代劇初挑戦の篠原哲雄監督。前述の通り原作を過不足無く
描ききっています。場面も殺陣も少なく登場人物同士の会話が中心の構成
なので、むしろ撮りやすかったのかもしれません。

なお、主題歌は一青窈の「栞」。「遠回りして いつの間にやら幸せ」が、
この映画を端的に表していますね。語り部分が特に良いです。


posted by ナッキー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映評:映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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