2009年01月29日

試写会「チェ 39歳 別れの手紙」鑑賞

★★★★★ チェ・ゲバラが「正義のアイコン」たる理由
2008/1/31から日劇PLEXほかで公開予定です。

 「チェ 39歳 別れの手紙」
 http://che.gyao.jp/

ストーリーは、1959年のキューバ革命成功後も、世界各地で人が人を虐げている
ことを憂えるチェ・ゲバラは、次なる革命を目指してボリビアを訪れる、という
もの。

冒頭、キューバ共産党中央委員会にてカストロが伝えるチェの手紙が印象に残り
ます。第一部の「チェ 28歳の革命」にてすでに伝わっていますが、チェの目標
はあくまで「人が人を虐げている」現状を克服することでキューバで成功したら
次はラテン・アメリカだ、と。自らの目標を見失わず、名声や名誉を投げ打って
ボリビアに潜入するところはサスペンス風でゾクゾクとします。

ただ、史実の通り、ボリビアでの革命は失敗に終わります。ボリビア共産党の撤退
や政府へのアメリカの多大な援助など理由は多くありますが、民衆を巻き込めずに
ゲリラ軍が孤立していくことがいかに大きい理由だったかを示しているようにも
思いました。キューバ革命時は民衆に助けられますが、ボリビアでは逆に密告など
民衆に裏切られてしまう。チェは同じように接しているにも関わらず、このような
対比がなぜ起きたのか、観ながら考えるのも良いでしょう。

そして、徐々に追い詰められる様が、文字通り日単位・時間単位で克明に再現され
ています。そして捕縛・処刑。直前、自らの失敗によって、民衆が虐げられている
現状を認識してもらえればよい旨を衛兵に伝えるなど、最後までチェの信条はブレ
ません。このあたりが、今日まで「正義のアイコン」となっている理由でしょうか。


 参考)
 ジャパンプレミア試写会「チェ 28歳の革命」鑑賞
 http://nakay.seesaa.net/article/112232644.html


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英題: GUERRILLA
製作年: 2008年
製作国: アメリカ/フランス/スペイン
日本公開: 2009年1月31日
(日劇PLEX ほか)
上映時間: 2時間13分
配給: ギャガ・コミュニケーションズ /日活
 カラー
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スタッフ
監督・脚本: スティーヴン=ソダーバーグ
脚本: ピーター=バックマン
撮影: ピーター=アンドリュース
音楽: アルベルト=イグレシアス
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キャスト
ベニチオ=デル=トロ
ベンジャミン=ブラット
フランカ=ポテンテ
ルー=ダイアモンド=フィリップス
カリル=メンデス
ジュリア=オーモンド
エドガー=ラミレス
カタリーナ=サンディノ=モレノ
デミアン=ビチル
ロドリゴ=サントロ

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posted by ナッキー at 13:00| Comment(0) | TrackBack(3) | 映評:映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「チェ 39歳 別れの手紙」そして彼は、“英雄”になった。
Excerpt: [チェ・ゲバラ] ブログ村キーワード 記事投稿日時 2009年1月20日 2:06 ※上映開始日を投稿日時に設定。上映開始1週間後まで固定。  『2009年は、「チェ」と「チェ」で始まる…』..
Weblog: シネマ親父の“日々是妄言”
Tracked: 2009-01-30 19:36

チェ 39歳 別れの手紙 う〜ん・・・民衆って・・・
Excerpt: 【 8 -1-】 観ようか観まいか・・・けっこう悩んだんやけど、時間ができて、今日はTOHOシネマズの会員は1300円の日だし、そしてこれしか観る映画ないしで、消極的な選択(汗) 1965年3月、チ..
Weblog: 労組書記長社労士のブログ
Tracked: 2009-02-03 22:22

【映画】チェ 39歳 別れの手紙
Excerpt: ▼動機 チェ・ゲバラを知りたかった ▼感想 チェ・ゲバラに対して欲が出てきた気がする ▼満足度 ★★★★★☆☆ なかなか ▼あらすじ 1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名..
Weblog: 新!やさぐれ日記
Tracked: 2009-02-20 20:53
日記はここまで。ログは右から、映画ブログはこちらからどうぞ。

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