2009年03月20日

試写会「フロスト×ニクソン」鑑賞

★★★★★ インタビューの現場は戦場だ
2009/3/28からTOHOシネマズ シャンテなどで公開予定です。

 「フロスト×ニクソン」
 http://www.frost-nixon.jp/

ストーリーは、イギリスのトークショー司会者フロストが
アメリカ進出を目論み、ウォーターゲート事件で失職した
ニクソンにインタビューを申し込む、というもの。
1977年に4500万人が見た伝説のインタビューの舞台裏を
再現した映画です。

建国200年の歴史において初めて失職する際にも謝らず、
恩赦を受けたニクソンからいかに謝罪の言葉を引き出すか。
心理戦も見ものですが、事前準備の大切さを教えられました。

そもそもこのフロスト、動機がやや不純だし、ニクソンの
代理人からの電話に飛びついたり、果てはインタビュー前日
に試写会へ行く始末。単独インタビューへの巨額なフィーを
自腹で払うなど意気込みを見せるものの、どうしても
「ま、なんとかなるだろう」という楽観さが見えてしまう。
ブレーンの考えたストーリーを無視していきなり事件について
問うフロスト。あっさり論点をすり替え成果を述べるニクソン。
フロストを演じるマイケル=シーンの表情が見ものです。

幸いなことに、インタビューは4回行なうことになっていたものの、
3回まではニクソンの完勝。「ギャラは用意できたか?」「彼女と
楽しんでるか?」などインタビュー前の心理戦でも磐石。
あまりの完全無欠な勝ちっぷりでニクソンに隙ができます。
酔った勢いで、フロストに電話をしてしまうほど。
ここに至り、ようやくフロストは、初めて真剣に考えるように。
そう、インタビューの現場は戦場で、勝者はただ一人なのです。
この真剣なまなざしをした時から、インタビューの終わりまでは
息をするのも忘れるほど引き込まれました。
ラストシーンも印象的で、脚本も良いですね。

Amazon.co.jpで「フロスト×ニクソン」を検索

─────────────────────────
英題: FROST/NIXON
製作年: 2008年
製作国: アメリカ
日本公開: 2009年3月28日
(TOHOシネマズ シャンテ ほか)
上映時間: 2時間2分
配給: 東宝東和
 カラー
─────────────────────────
スタッフ
監督・製作: ロン=ハワード
脚本・原作・製作総指揮: ピーター=モーガン
製作: ブライアン=グレイザー / ティム=ビーヴァン / エリック=フェルナー
撮影: サルヴァトーレ=トチノ
編集: マイク=ヒル
音楽: ハンス=ジマー
─────────────────────────
キャスト
マイケル=シーン
フランク=ランジェラ
ケヴィン=ベーコン
レベッカ=ホール
トビー=ジョーンズ
マシュー=マクファディン
オリヴァー=プラット
サム=ロックウェル

─────────────────────────

Amazon.co.jpで「フロスト×ニクソン」を検索
posted by ナッキー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 映評:映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/115903916

この記事へのトラックバック

フロスト×ニクソン 大きな勘違いが発覚(^◇^;)
Excerpt: 【 19 -5-】 正直、予告編で見てるときはちっとも興味なかったけど、どういうわけか、今日、うっかり見に行ってしまった。  ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領。その辞任中継の視聴率の高さ..
Weblog: 労組書記長社労士のブログ
Tracked: 2009-03-31 23:10

『フロスト×ニクソン』'08・米
Excerpt: あらすじ1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)がウォーターゲート事件の汚名にまみれて辞職。その光景をテレビで見てい...
Weblog: 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
Tracked: 2010-05-22 15:33
日記はここまで。ログは右から、映画ブログはこちらからどうぞ。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。