2009/8/8からシネスイッチ銀座などで公開予定です。
「未来の食卓」
http://www.uplink.co.jp/shokutaku/
「オーガニックとは?」「自然のまま!」
これほど意識しないといけないほど、自然のままの食事は難しいのか。
2006年に学校給食を全てオーガニックにした南フランスのバルジャック村の
経緯やユネスコ会議の進行を丁寧に撮ったドキュメンタリーです。
自然のままの食事が、これほど難しいとは。そう思わせる映画です。
見所は多いが、特に印象的だったのはこちら。
・桃園等で散布した農薬が霧状に舞い、背後の風景が見えない
・農民が自ら、自分たちが食べる分を農薬漬けにせず個別に作ると言ってしまう
・自分たちで栽培したイチゴを食べて「おいしい」と笑う
・とはいえ、フライドポテトも好きな子どももいる
ただ、全編通じて「オーガニックは良いこと、まず始めてみよう」との機運が
強い。このため、生活習慣病との因果関係や、オーガニック農法が「業」として
成立するのか、等で疑問が残った。危機感を煽る分には良いのかもしれないが。
なお、後者は、食糧の生産・消費の偏在を除けば、全世界的には全てオーガニック
にしても供給できるらしいので、是非推進してもらいたい。
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英題: NOS ENFANTS NOUS ACCUSERONT
製作年: 2008年
製作国: フランス
日本公開: 2009年8月8日
上映時間: 1時間52分
配給: アップリンク
カラー/ドルビー
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スタッフ
監督・プロデューサー: ジャン=ポール=ジョー
プロデューサー: ベアトリス=カムラ=ジョー
音楽: ガブリエル=ヤレド
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キャスト
エドゥアール・ショーレ
ペリコ・ルガッス
他
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