★★★★★ 絵も歌も透明感がある良作
2010/7/17からTOHOシネマズなどで公開予定です。
「借りぐらしのアリエッティ」
http://www.karigurashi.jp/
本作品なら、子供も泣かずに、楽しめるでしょう。
あらすじは、古い屋敷に住む小人のアリエッティ一家が、自分たちの必要なモノを必要なときに必要なだけ人間たちから借りる「借りぐらし」をしていたところ、人間の翔にアリエッティの姿を見られてしまう、というもの。
アリエッティが、人間への好奇心と、一族の掟との狭間で苦しむところが、かわいらしく、いじらしいですね。
お父さんを見て、インディージョーンズの音楽が頭に鳴り響いたのは僕だけではないでしょう。
また、日常の世界も、小人になると驚きがあることが体験できます。水滴や夜の闇も丁寧に描かれていて、絵も歌も透明感がある良作でした。
昔のジブリ映画のように、ストーリーが簡潔なのが良い。少しばかり、決め台詞や怖い描写もあるが、子供も泣かずに、楽しめるでしょう。
ただ、樹木希林が人間離れした巧さをみせる「家政婦は見た!」は怖い。。。
宮崎駿は、監督こそしていないものの、企画・脚本を手掛けており、
最初のシーンから「あー、駿監督らしい」と思うところがありました。
難点を挙げるとすれば、原作から場面を日本に移しているのに、
なぜ名前が「アリエッティ」のままなのか、というところか。
ま、なにはともあれ、公開に間に合ってよかった。
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製作年: 2010年
製作国: 日本
日本公開: 2010年7月17日
配給: 東宝
カラー
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スタッフ
監督: 米林宏昌
企画: 宮崎駿
原作: メアリー=ノートン
主題歌: セシル=コルベ
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キャスト
志田未来
神木隆之介
三浦友和
大竹しのぶ
竹下景子
樹木希林
他
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